2010年01月10日

水菜のこと−その1「ひね」


昨日、いい知らせが届いた。京都太秦の友人が、今月末に、大株の水菜を4kg送ってくれるという。

彼の家はもともと農家で、近所の親戚はまだ畑をやっており、ふだん遣いの野菜なら、頼めばすぐ送ってくれる。しかし、去年の春私がお願いしたのは、少し薹が立つくらいに育った、大株の水菜なのである。2年前に仕込んだ、水菜の糠塩漬けの「ひね」が残りわずかになってきたので、再度仕込もうと思ったわけだ。

「あかんわ、カナンちゃん。今日び、そんなん、専門の農家でないと作ってへんよ」

確かに、京都の八百屋さんでも、大株のものはめったに売っていない。たまたま、七条の中央市場のお膝元にいたものだから、場外の店先にドサッと積んである水菜を、エイヤッと担いで帰って漬けたわけである。京都でもスーパーにならんでいるのは、こちらで見かけるのと同じ、小さな株が数束、ビニール袋に入っているあれである。ただし、値段は格段に安い。

「それに、今、端境期やし」

で、彼は季節になったら分けてくれるよう、知り合いの中央市場の八百屋さんに頼んでくれた。それが、ようやく届くのだ。しかし、今漬けても、発酵してなんともいい味になるのは、来年の梅雨明けくらい。つくづく、去年仕込まなかったのが悔やまれる。あるうちは、おいしいおいしいで、食べつくし、次の手を売っていなかったのだ。キリギリスさん体質が、こんなところにも表れる。

でも、去年の春に漬けた菜の花の糠塩漬けを楽しみにしていよう。このお正月には、高菜も漬けたことだし。









posted by 瓜南直子 at 05:34| Comment(0) | 漬物道楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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