2011年10月08日

「観〇光」ART EXPO 2011 へ



永い間、ブログをお休みしてしまった。
だいたい習慣的に日記のようにブログを書く、ということができない気質の上、
私のしょうもない日常を書いてどうする、という気持ちもある。
まとまったものを書く余裕がなくなるとこんなことになってしまう。


気がつけば、2ヶ月以上ブログの更新をしていなかった。


何をしていたかと言うと、制作に追われていたのである。
10月15日〜の「観〇光」ART EXPO 2011 に参加が決まって、
泉涌寺の床の間に縦長の30号ほどの作品を展示するつもりでいたのだが、
場所が変更になり、もっと大きな作品が必要になった。


それなら、いっそ屏風を描いてみようと思った。


F50のパネルを4枚つなげて、一隻四曲の屏風である。
始める前に、家の中を整理して広い場所を確保したかったがかなわず、
ほとんど四畳半のようなスペースで描いた。

支持体は、生のキャンバスでなく、寒冷紗を使った。
およそ絵の支持体にはそぐわないものだけど、
その目の粗さが気に入った。よれたような織りも気に入った。
かなり弱いものなので、扱いはむずかしい。
一年くらい前から、何度か寒冷紗を使って描いてはいたけど、
今回は画面が大きい。しかも失敗してるヒマはない。


暑い夏のあいだ、腰と背中を痛めながら、なんとか完成近くまで持ってきた。

実は、ほんの2週間くらい前までは、これは7分の出来くらいまでしか行かないだろうと思っていた。
それが、ある日を境に、「あ、できそう」にコロッと転換したのだ。
何がどうなるか、わからないもんだ。

だけど、思えば今年一月の個展に出品した「夜の図鑑」S30の時もそうだった。
たしか一週間前に、何か決まらない気に入らない、ともんもんとして、
もう潰しちゃってもいいや、と床の色を淡い緑青色から赤に塗り直した。
とたんに絵が生きてきた。
バックの黒も蓮の葉の色もみんないきいきとしてきたのだ。
こういう時のうれしさは何ものにも替えがたい。
深夜に「スゴイ!カナンえらいっ!」とか叫んで大騒ぎ。
一挙に完成に向かった。


今回は、それほど劇的な事件があったわけではないけど、
細部と細部がつながってリズムが湧いて、音楽が聞こえてくるようになって、
「あ。仕上がるかも」という確信が生まれたのだ。

展示するのは、御寺 泉涌寺の平常は非公開の場所。
実際に展示してみないと、出来たかどうか、本当のところはわからない。

でも今は、この作品を母体にして、さらに発展させたものを作ってみたい、
という気持ちを抑えられずにいる。


posted by 瓜南直子 at 16:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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