2011年10月29日

「観○光」こぼれ話 その1



京都の家を引き払って拠点がなくなった私が、12日もの京都滞在ができたのは、
ヒロ坊という祖父のかつての弟子のおかげ。
左京区一乗寺にある彼のマンションのゲストルームが借りられたのである。

マンションは疎水に面してあり、大文字山もすぐそこ。
バストイレ、ミニキッチン、広い部屋、セミダブルベッド、デスクにテレビ、テーブルにソファ。
こんなホテル並みの環境で、夜はゆっくり休むことができた。

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                                マンション前の疎水と大文字山




制作中に痛めていた背中と腰が搬入、展示でさらに悪化し、
重い作品の移動を手伝った時に仕上げてしまった。

吐き気がするほどの腰痛というのは初体験だったけど、
他の作家に寝る前の腰痛体操を習ったり、腰に10個もの置き鍼をしてなんとか回復した。



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                            泉涌寺に通う道すがら東大路沿いでみつけたお店。あまりにそのままなネーミング。





京都にいるあいだに、ほっこりやさしい丼ものを食べたいと思っていた。

滞在3日めの泉涌寺の帰り、
めざした高台寺道の「こまつや」が跡形もなくなっているのにガク然として、
腰をかばいながらなんとか三条京阪にたどり着き、
次にめざした「伏見」が定休日だったことにボー然とし、
三条京阪近くの「篠田屋」に入った。


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ここは前から気になっていたものの、京都に住んでいる時は
なぜか入る気にならなかった。
今回、旅人となってようやく念願が叶い、入ることができた。
外観はごらんの通りの旅心をくすぐる風情。
トクホンの灰皿も泣かせる。



Image024~00.jpg




何を頼もうかなぁ、と思っていたら「皿盛」という短冊が目に入った。
「皿盛」って何ですか、と聞くと
「ご飯にトンカツが乗ってそこにカレーうどんの汁をかけたもの」だという。
これは大いにそそられた。
祖父は「衣笠丼」を頼んだ。九条ねぎとお揚げの卵とじである。

「衣笠丼」は、ねぎも揚げも玉子も醤油に同化したような色合いで、
あまり食欲をそそられる景色ではなく、心なしかうつむき加減で祖父は食べていた。



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そこへ運ばれてきた「皿盛」は、ごらんのように実に食欲をそそるものだった。
カツが薄いけど、そんなことは気にもならない。
「ほら、こっちが正解!」
と自慢げに言って、スプーンですくって口へ。


うっ。


からい…。ものすごく塩辛い。

淡い出汁の薄いカレーを片栗粉でとじてあるのだが、塩味だけは惜しみなく使ったらしい。
仕方ないので、ごはんとカツと妙に甘い福神漬けを中心に食事をすすめ、
結果としてカレーは2/3が残ることになってしまった。

それにしても、この店のカレーうどんは、このカレー汁の海にうどんだけが入っているわけで、
カツや白いご飯や、妙に甘い福神漬の助けもない。
頼んでしまった方には、心からお悔やみ申し上げます。

立地がものすごくいいってことは、
こんなの出していても屈強の経済が保てるってことなのね。

思えば、すぐ近くには修学旅行専門のホテルもあるわけなのでした。




これで一日を終わったらあまりな後味。

なんとか払拭せんければと、先斗町の「上燗や」さんへ。
今回搬入、設営その他でたいへんお世話になったCOMBINEの上山 潤さんに、
京都の知りあいのお店へ「観〇光」のポスター、チラシの配布をお願いした。


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「観〇光」のポスターが貼ってある階段を上がって店へ。



うっ。



本日二回目のうっ。

京都の、友人でありながらストーカーのとーきちがいるではないかっ!
「上燗や」さんに行くなんて教えてないし、
Twitterでつぶやいてもいないのに、なんで?

「ふふふっ。ストーカーの鼻です」

と、あいかわらずわけのわからないことをいう。


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とーきちは軽くあしらって、「生麩揚げ」をいただいた。
うちで真似しても、こんなにふんわり揚がらない。

突然だったので、主の滝本さんにはお目にかかれなかったけど、
奥さんの綾子さんとお会いできてよかった。
綾ちゃんは、後日泉涌寺にも来て下さった。

あ。とーきちも翌日来てくれたようでした。

せっかく出町柳を毎日通るのに「上燗や茶坊」に行けなかったのが心のこり。

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「上燗や」「上燗や茶坊」
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/t-yui14/




posted by 瓜南直子 at 17:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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